今日は、サイト構築歴5年の数々の失敗を経験してきた筆者が、ワードプレスでサイト構築する前に知っておいてほしいことを分かりやすく解説していきます☆
アメリカに住む主婦・ママさんなら、よほどお金に不自由されていない限りは、一度は副業について考えたことがあるのではないでしょうか。
特に小さなお子さんがいらっしゃる方は、家から日本語で仕事ができれば一番良いな、と思うはずです。
そこでおそらく最も多い副業は、ブログやアフィリエイトかなと思います。
人によっては、ご自宅内や場所を借りて、空き時間でネイルやヘアカットなど、サービスの提供を検討している方もいらっしゃいますよね。
どちらにしても、情報発信をするために、SNSだけでなく、”ウェブサイトやブログサイト”を構築したいと考えるのが、最初にたどり着くところだと思います。
USままログ☆では、そんな方々に向けて、アメリカ在住者向け初心者のためのサイト構築方法に特化して、ステップバイステップで解説していきます。
今日は一番最初ということで、独自サイト構築の前に知っておくべきことのお話です。
この記事を読むことで、
- ワードプレスで独自サイトを作るメリット
- 無料ブログのデメリットと有効的な活用方法
- ウェブサイト制作サービスのデメリット
- ワードプレスで独自サイトを作る際の初期費用
- ワードプレスのサイト構築の大枠の流れ
などが分かります。これからサイト構築する方で、事前に知っておくべきことに悩んでいる方には有益な内容になっています。
独自サイトではどんな事ができるの?
そもそも、なぜ自分でサイト構築をするべきなのか、そのメリットを解説していきます。
独自サイトでできること
独自で作るサイトではこんな事ができます。
- 収益化を目的としたブログ、アフィリエイト
- 自分のビジネスをマーケティングするためのウェブサイト
- 自分の商品を売るためのプラットフォーム
- 会員制のメンバー限定サイト
- ただただ情報発信をするための媒体
など細かく書けばきりがないほど、色んな事ができます。
質問です。独自サイトとは、簡単にウェブサイトが作れるWixや、無料ブログのアメブロなどを利用してサイトを作ることですか?
良いご質問ありがとうございます。いいえ違います。ここでは、自分でサーバーを借りてサイトを作る方法を解説します。
独自サイトのメリット
独自でサイト構築した場合、様々なメリットが得られます。
独自サイトのメリット
⭐ 収益化を目的とするブログ、アフィリエイトサイトが作れる
⭐ SEOに強いサイトが作れる
⭐ サイトのカスタマイズが無限大に可能
特に重要なメリットがこの3つかと思います。
まず、もしブログを始めたい方がお金を稼ぐことを目的とする場合、アフィリエイトやアドセンス広告などを使うことが多いと思います。独自でサイトを作れば、マネタイズが無制限に可能になります。
また、SEO(search engine optimization)、日本語では“検索エンジン最適化”というものがあるのですが、これはそのサイトを作る上でとても重要な概念です。
自分たちががネットで検索した時に、表示されるサイトには順位がつけられていて、この順位はその検索エンジン独自の計算式によって決められているんだ。これがSEOだよ。
SEOに強いサイトは、多くのユーザーの目にとまるので、収益化の面でも有益ですし、ユーザーからの信頼も得られやすいです。
そして、独自でサイト構築すれば、見た目のカスタマイズが自由にできるので、競合と区別することがしやすくなります。
サイト構築の前提に知っておくべきこと
独自サイトのメリットは分かりました。ですが、“独自でサイトをつくる”という意味がイマイチ理解できません。。
はい、それを今から解説していきます。
独自サイト構築のために必要なもの
ここで言う独自サイトとは、手軽にブログやウェブサイトを作れるサービスは利用せずにサイト構築することを指します。
しかし、フロントエンドエンジニアなどのようなプロでない限り、0からウェブサイトを作ることは、コーディング知識も必要ですし、パソコン初心者には至難の業です。
そこで独自サイト構築に便利なのが、WordPress(ワードプレス)というサイト構築を簡単にしてくれたアプリです。
ちなみに、ワードプレスには2種類あって、ドメイン部分が.comのものと.orgがあるんだけど、独自サイトには.orgの方を使うよ。
こちらです。➡ https://wordpress.org/
Wixなどの簡単にウェブサイトが作れるサービスで作った場合とは違い、WordPressを利用した独自サイト構築には、以下のものが必要です。
- レンタルサーバー(Hosting)
- ドメインネーム(Domain)
- テーマ(Theme)
- プラグイン(Plugin)
各々の詳細は、独自サイト構築の大枠の流れのところで解説しますので、その前に、サイト構築を始める前に知っておいてほしいことを解説します。
独自サイトは初期費用がかかる
独自サイトを作る場合、例えそれがブログだろうと、アフィリエイトサイトだろうと、個人ビジネスのウェブサイトだろうと、必ず初期費用がかかります。
その例として、先程紹介したレンタルサーバー代やドメインネームの料金があります。
レンタルサーバー代は年ごとに支払うもので、年間約120ドルくらいです。ドメインは年間数十ドルですね。
そしてサイトの中身に必要な、テーマやプラグインは、中には無料のものもありますが、質の良いものはたいてい有料です。
ですので、前もって初期費用がかかることは抑えておきましょう。
無料ブログはダメなの?無料ブログの使い道
私はブログを始めたいのですが、ワードプレスが難しいと聞いたので、まず無料のアメブロとかから始めて良いですか?
どういった目的でブログをされたいかにもよります。もし、アフィリエイトなどから収益化を目的にするなら、いずれワードプレスでのサイトは必須です。
将来的に自分のDIY商品を売りたいんですけど、まず趣味ブログで私を知ってもらうことから始めたいのです。
なるほど!それなら無料ブログから始めても大丈夫ですよ。
収益化を目的にするなら無料ブログはダメ!という話はよく聞きますよね。その最たる理由が、無料ブログで収益化しているブログは、会社側の都合でいつ削除の対象になるか分からないからです。
ですが、時として無料ブログも素晴らしいツールになる場合があります。
ここで、無料ブログの使い方の例を紹介します。
- 収益化を考えず、ただ趣味のブログを書きたい場合
- アフィリエイトサイト構築前にブログアドレスが必要な場合
- いずれ自分の商品を売るビジネスを考えていて、自分を知ってもらうためのプライベートな発信をしたい場合
- SNSの一環として、収益化を目的とするブログの集客のために使う場合
収益化する予定のない趣味ブログを無料ブログで作ることが、何の問題もないことは知っていると思いますが、まだサイト構築ができていない段階で、どうしてもブログのアドレスがほしい場面というのもあったりします。
アフィリエイトサイトを作る予定の方は、各ASPサイトにサイト登録をすると思いますが、その際ブログのアドレスが必要です。ものによっては無料ブログのアドレスでも始めることが可能なのです。
もちろん、いずれはワードプレスでのサイトが必要になりますが、それまでの間の繋ぎに使う、というイメージです。
紹介する商品によっては無料ブログでも大丈夫だよ、というものもありますからね。
あとは、質問者さんのように、いずれ自分のDIY商品や著書、サービスなどを提供する予定の方で、まず自分を知ってもらうためにプライベートな発信をしたいという場合、これも無料ブログで大丈夫です。
特に最初のうちは、知名度の高い無料ブログサイトを使ったほうが、独自サイトよりSEOで上位に来るので、無料ブログも同時並行で発信することは、一つの集客アイディアです。
要は、既にワードプレスで作った収益化しているブログがあって、その集客のために無料ブログを利用する、ということです。
ウェブサイトを作れるサービス、Wixなどとの違い
近年、簡単にサイトを立ち上げられるサービスも増えてきましたね。
アメリカで有名なところといえば、WIXやWeebly、Squarespaceなどがありますね。
自分のプロフィールやビジネスのウェブサイトだったり、商品を売るEコマースプラットフォームなど様々あると思いますが、これらのサービスを使うと、ワードプレスよりも本当に簡単にサイトが作れてしまうんです。
わざわざ難しいワードプレスを使うよりも、Wixでオンラインショッピングサイトを作りたいです。
もちろん、それでも良いと思いますが、そのデメリットもあります。
簡単にウェブサイトを作れるサービスにはデメリットもあります。
サイト作成サービスのデメリット
😢 カスタマイズがしにくい
😢 長い目で見ると価格が割高
😢 SEOに弱い
Wixなどのサイトでは、独自のテーマが使えて便利なのですが、カスタマイズがほとんどできないことが欠点です。
カスタマイズの必要がない簡単なサイトなら問題ないですが、自由度が高いものを好む場合はおすすめしません。
また、意外に割高なところもポイントです。
独自でサイトを作る場合、レンタルサーバーやテーマ代などを合わせると、一見高く見えるのですが、いくつもサイトを作ることができたり、サーバーの容量が大きいので、それを考えると独自サイトのほうが断然コスパが良いのです。
こういったウェブサイト作成サービスでは、安いプランではできることに制限があり、例えば動画や画像を入れるとか、Eコマース機能を付けるとか、自由度を上げるほど高くなっていきます。
そしてSEOの面でも、独自サイトなら随時改善し、より強化することができますが、Wixなどのサイトで作った場合はSEOで弱くなりがちです。
コーディングは必須ではないけど知っていたほうが良い理由
私もできるならワードプレスでサイトを作りたいです。ですがプログラミングができないとできないと聞いたのですが、本当ですか?
プログラミングは必須ではありませんよ。最近では初心者さんにも簡単にサイトが作れる仕組みが整っています。ですが、多少は知っていると便利ということは事実です。
一昔前までは、ある程度HTMLとCSSの実践知識がなければ、ワードプレスでサイトを作ることは難しかったんです。
しかし近年、サイトのテーマが初心者向けに進化したり、更には“グーテンベルグ”という、コードを書かずとも記事が書ける仕組みができています。
そのおかげで、PC初心者の方でもプログラミングの壁なく、参加しやすくなりました。
だけどHTMLやCSSの知識があったほうが、SEOに強いサイトを作りやすいし、外観のカスタマイズの幅が広がるんだ。
ユーザーがコードを書く必要がないとはいえ、そもそもはコードが基盤になっていますから、万が一表示にバグが起こったり、SEOに強いサイトを作りたいなら、コードを分かっていたほうが便利ではあります。
サイト構築中に問題が発生したときは
私はプログラミングは全く分からないし、途中で問題が発生したら怖いので、ワードプレスを使ってサイトを作る自信がないです。
その点は問題ありません。万が一助けが必要になったら、有料にはなりますがサポートを受ける術はたくさんあります。
- サイト構築中にサポートが必要になった場合は…
- ① レンタルサーバーやテーマ販売元のサポートサービスを使う
- ② フリーランサーに依頼する
- ③ SNSや掲示板で質問してみる
サイト構築中の問題の種類にもよりますが、突然表示されなくなったとか、サーバー側で対処可能な問題であれば、まずは契約しているレンタルサーバーのサポートチームに聞くのがおすすめです。
サーバーユーザーの私たちは彼らの顧客なので、質問は遠慮すべきではありません。
外観の問題があれば、場合によってテーマ販売元のサポートチームに問い合わせると答えが帰ってくることもあります。
多くの場合は有料、もしくはテーマ購入者限定のコミュニティーに参加できたりするので、そこで質問していきます。
ですが中にはそこでも解決できないことや、分からないこともあります。
そんな時は、プロのフリーランサーを単発で雇ったり、自分でSNSやフリートーク掲示板などから質問を投げてみることも手立てです。
フリーランサーを探すには、日本はココナラやランサーズ、米国でなら、フリーランサー.comやFivrrがおすすめです。
依頼する時は、必ず事前質問にきちんと答えてくれる方、レビューが良い方を選びましょう。
ツイッターでは多くのブログ初心者の方が見つかりますので、彼らの投稿を見ていると、自分と同じ問題をこう解決したよ!といった投稿もたくさん見つかります。
SNSなら無料ですからね。ツイッターの投稿やFacebook、ディスコードのブログコミュニティに参加するのも良いですね。
アメリカのフリートーク掲示板なら、Craigslist(あまりおすすめじゃない)、Redditなどがありますし、日本語なら各州に日本語の掲示板があります。びびなびやMixbなどがおすすめです。
独自サイト構築の大枠の流れ
では最後に、ワードプレスを使ったサイト構築の流れを紹介して終わりたいと思います!
分かりやすいので、独自サイト構築を、“新居に引っ越すこと”と置き換えて解説していきます。
①レンタルサーバーを借りよう
サイト構築にまず最初に行うことは、レンタルサーバーを借りること。
レンタルサーバーは英語圏ではhostingと言いますね。これは新居でいう土地になります。
この場合、土地を借りている、というイメージで、定期的に費用が発生します。
レンタルサーバーを借りれる日本の有名所では、ConoHa WINGやエックスサーバー、ロリポップ!などがあります。
米国では、有名なところがBluehost、HostGator、GoDaddy、Hostingerなどがありますね。
アメリカ在住者が日本のレンタルサーバーを使うことってできるんですか?
基本レンタルサーバーはアメリカでも日本でも大丈夫だけど、サイト訪問者の多くがどこに住んでいるのかで決めたほうが良いですよ!
レンタルサーバーは、サイト表示に必要なものの倉庫なので、訪問者に近いほうが、よりデータを表示するスピードの面では有利になります。
また初心者であれば、ワードプレスの導入が簡単にできる種類のレンタルサーバーにしましょう。
日本のサーバー会社は、基本的にワードプレス簡単導入機能がついていますが、海外のサーバー会社では、ワードプレスに特化しているものと、標準サーバーに分かれています。
ワードプレスに特化したものであれば、契約後すぐにワードプレスが導入された状態でサーバーを利用できます。
②ドメインを取得しよう
土地を借りたら、次は新居の住所を取得しましょう。この住所に当たるのがドメインネームです。英語圏ではdomainですね。
ドメインネームとは、~.comとか、~.orgというもので、〜の部分は自分で好きなものを決められます。
ドメインを取得する場所は、レンタルサーバーを借りる会社で、サーバー契約時に一緒に購入するのがおすすめです。なぜなら一番簡単だからです。
ですが、他社で購入したドメインを使うこともできますし、米国に住んでいようと日本の会社で購入したドメインを使うこともできます。
ドメインを提供している会社は、各種レンタルサーバー会社や、お名前.com、DOMAIN.com、googleドメインなど、様々です。
つまり、サイトを作る前からドメインネームを決めないといけない、ということですか?
いえ、サイトを構築してから購入したドメインを紐付けることも、場合によって可能です。
ドメインネームは後から変えることは、技術的にはできますが、多くのデメリットと手間が伴うので、慎重に決めたいですよね。
場合によっては、サイトをある程度構築してから、オンラインで見せたい段階でドメインを取得することもできますので、そこはご安心下さい。
③ワードプレステーマを購入しよう
土地や住所や決まったら、次は家の内装の大枠を決めましょう。これを手助けしてくれるのがテーマの購入です。英語圏ではthemeと呼んでいますね。
テーマはサイトのレイアウトを設定してくれて、ユーザー好みにカスタマイズしやすい仕様にしてくれる、サイト構築にはとても便利なアイテムです。
ワードプレステーマは無料のものもありますが、有料のテーマのほうがおすすめです。なぜなら、初心者でも簡単に構築できるような仕組みを取り入れているテーマが多いからです。
日本で有名なテーマは、ブログ用ならJIN、ザ・トール、コクーン、アフィンガーなどがありますし、ウェブサイト全般を網羅しているもので有名なのは、TCDワードプレステーマ、賢威などがありますね。
米国、というか海外のテーマなら、ThemeForest内で検索すると、どんなサイトを作りたいのかに合わせてたくさん出てきます。
テーマはブログ用、ウェブサイト用、プロフィール用とか、種類が分かれているから、自分のサイトの用途に合ったテーマを選んでね。
テーマを購入したら、ワードプレスのサイト内にインストールすればOK。
④プラグインを導入しよう
大枠の外観が決まったら、まずやることは新居に必要な家具やセキュリティーを入れます。そこで便利なツールがプラグインです。英語圏ではpluginという表記になっています。
プラグインは、サイト構築に必要な機能を足すことができます。
ワードプレスのサイトの編集ページにいって、プラグインをインストールできるところがあるので、そこから必要なプラグインを導入しましょう。
今日は詳細は割愛しますが、サイトのセキュリティーや、SEO対策機能、サイトの表示スピードを遅くしないためのツールなど、これらはプラグインで対処可能ですし、ぜひインストールしたいもの。
だけどプラグインが多すぎると、プラグイン同士が衝突することもあるから、多くても20コくらいが目安になっているよ。
⑤自分で適当にイジってみることが何よりの勉強方法♪
ここまでできたら、あとは少しずついじってみて、サイト構築しながら慣れていくだけです。
ここをこうしたらどうなんだろう?やってみよ!感覚で触っていくことが、何より勉強になります。
サイト構築中、ここを触ったら全てが終わるといった恐ろしいものはありません。強いて言えば、バックアップも取らずに外観のコードを消したりしなければ、取り返しがつかなくなることはまずないです。
怖がらずに、まずは自分で色々と触ってみて、徐々に慣れていくことも大切です。
おわりに
これなら私でもできそうです。でも、レンタルサーバーからどうやってサイトを編集できるのかとか、ドメインの紐付け方とか、もう少し詳細を教えてもらえたら助かります。
もちろんです!USままログ☆では、サイト構築初心者のために、より具体的な方法を紹介していきます。
今日は独自サイト構築のために事前に知っておきたいことを紹介しました。
今後は、今日紹介した構築の流れの細部を一つ一つ分かりやすく解説していきます。