今日はアメリカ在住者向けに、仮想通貨が暴落しようと、仮想通貨で収入を得る方法の一つ、レンディング・ステーキングについて解説します☆
昨年11月から高値を付けてから、ビットコインは大幅安。
もし当時、誰かに薦められるがまま仮想通貨を始めていたら、大きな下落に落胆している方もいるのではないでしょうか。
以前、アメリカで仮想通貨で稼ぐ方法について、こちらの記事で解説しました。
ここで紹介している中には、仮想通貨が暴落しようと、影響を受けずに稼ぐ方法があるんです。
今回は、マーケットが暴落しようとも、仮想通貨で稼げる方法の1つ目、仮想通貨で利子を稼ぐ方法を解説します。
この記事を読むことで、以下のことが分かります。
- 仮想通貨で利子を稼ぐ方法
- レンディングやステーブルコインといった仮想通貨用語
- レンディング・ステーキングのリスクや注意点
- 米国の安心おすすめ取引所
仮想通貨初心者方にも分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
仮想通貨が暴落しても稼ぐ方法とは?
最近仮想通貨が下落していますが、こういうときは何もしないほうが良いですよね?
そんなことはありません。
今回は、相場が下落中でも仮想通貨で稼ぐ方法を伝授しますよ☆
以前、仮想通貨で稼ぐ方法でもご紹介した長期投資は、今のような下落のときに買い増していくのがベストです。
しかし、いつまで下げるのか分からない中、資産が目減りしていくのを日々観察するのは辛いもの。
じゃあ、こんなときは何もできないのか?というと、全くそんなことはないんです。
こんな下落相場でも、仮想通貨で稼ぐ方法があります。
下落相場でも稼ぐ2つの方法
下落相場で仮想通貨で稼ぐ方法は、大きく2つあります。
- ① 仮想通貨の利子で稼ぐ方法
- ② 仮想通貨のデジタルマーケットで自分の作品を売って稼ぐ方法
そして今回はこの①に絞って解説していきます。
仮想通貨の利子で稼ぐ方法
仮想通貨の利子で稼ぐ方法は、前回の仮想通貨の記事でご紹介した④の方法です。
利子収入を得る方法にはいくつかあるので、まずはそこから解説します。
レンディングとステーキングの仕組み
米国で仮想通貨利子を稼ぐ方法は、大きく分けて2種類あります。
- ステーキング … Staking。仮想通貨技術に投資する対価として利子をもらうこと。
- レンディング … Lending。匿名で誰かに仮想通貨を貸す対価として利子をもらうこと。
ステーキングは、仮想通貨の技術(ブロックチェーン技術)へ、前もって投資することの対価に利子が払われます。
レンディングは、個人が銀行になるようなイメージです。
レンディングを図で表すと、このような感じ。
貸手がプラットフォームのLending Pool(貸場所)に仮想通貨を預ける → プラットフォームの流動性が高まる → プラットフォーム側が利子を払う、といった流れです。
しかし利用者にとってみれば、レンディングもステーキングもさほど違いは感じません。
仮想通貨で利子を稼ぐには、DeFi(Decentralized finance)プラットフォームを利用します。
DeFiは分散型金融といって、中央の管理人のいない金融システムのことをいいます。
一人ひとりが管理責任者になります。
DeFiプラットフォームをDEX(Decentralized Exchange)と呼んだりもします。
最近ではDEXが増えていて、専用のサイトや仮想通貨取引所でも取引可能です。
Earnとは?呼び名の違いについて
コインベースを使っているんですが、LendingもStakingもありません。
コインベースなら、Earn機能があります。これがSteakingと同じ仕組みです!
アメリカの仮想通貨取引所を使っていると、レンディングもステーキングもないことがあります。
その代わりに、Earn(アーン)という表記を目にする機会も多いかと思います。
これは仕組み上レンディングやステーキングと同じで、仮想通貨を預けることで利子収入が得られます。
ただ名称が違うだけなので、当ブログではレンディング、ステーキングに統一します。
レンディングやステーキングの特徴
利子を得るだけなら、銀行に預ければ良いじゃないですか?
仮想通貨の利子収入は、銀行の預け利子とは比べものにならないんです。
過去に、アメリカで利子収入を得る方法を解説しました。
確かに仮想通貨以外でも利子を得る方法はありますし、銀行預金ですら利子収入が得られますよね。
しかしレンディングやステーキングは、その利率が他とは比べものにならないくらい高いのです。
レンディング・ステーキングの良さ
レンディングやステーキングの良さは、以下の3つがあります。
仮想通貨で利子を得ることの良さ
⭐ とても高い金利を得ることができる
⭐ 毎日利子がもらえる場合も
⭐ 価格変動に影響を受けずに稼げる通貨もある
レンディングやステーキングは、他の利子収入の比べ物にならないほど高い利子を得られます。
例えばアメリカの大手銀行に預ける場合、チェッキングアカウントには何ら利子はつかず、セービングアカウントにせいぜい0.05%程度の利子が付く程度です。
レンディングやステーキングの場合、それぞれの取引所や預ける仮想通貨によりますが、数%を超えるものも多いです。
また、銀行の利子は月に一度しかもらえませんが、レンディングやステーキングは通貨によっては毎日が支払日です♪
仮想通貨は価格が変動しますよね。
価格が下がれば、資産も減ってしまうのではないですか?
仰るとおりです。
ですが、ステーブルコインを預ければ、価格の上下に左右されません。
しかし、多くの仮想通貨は価格変動があるため、価格が大きく下がってしまうと、利子収入以上の損失を被ることもあります。
そんなときはステーブルコインを預ければ、価格変動に影響受けずに、一定の利子を長期に渡り得ることができるのです。
ステーブルコインとは
ステーブルコインとは、価格変動がほぼない仮想通貨のことです。
ステーブルコインをより分かりやすくするため、仮想通貨の種類からお話します。
仮想通貨の分類を知ろう
仮想通貨の分類は、大きく分けると2種類に分けられます。
- ビットコイン(BTC)
- アルトコイン
アルトコインという通貨があるのでしょうか?
アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨全ての総称です。
よく聞く仮想通貨でいえば、イーサリアムやライトコイン、XRP(リップル社の通貨)がありますね。
これらは全てアルトコインに属します。
ステーブルコインとは、アルトコインに属するさらなる種類の名称です。
図にすると、こんな感じです。
ステーブルコインは、他と何が違うのですか?
ステーブルコインは、価格がほとんど変動しないのです。
ステーブルコインとは、英語のStable(安定している、などの意味)からきていて、年中価格がほとんど変動しない通貨です。
つまり、現在のようにマーケットが大荒れの間も、価格に変動がないので、現金と同じような感覚で保有することができるのです。
ステーブルコインは様々な種類がありますが、アメリカでは以下が有名です。
- USDコイン(USDC)
- テザー(USDT)
- ゲムニドル(GUSD)
- Dai(DAI)
ステーブルコインの仕組み
ステーブルコインの価格維持は、保証されているのですか?
仕組みがわかりません。
残念ながら、価格は保証されているわけではないんです。
これがステーブルコインのリスクでもあります。
比較的低リスクと言われるステーブルコインも、絶対に安全なものではありません。
2022年5月に、ステーブルコインの一つであったテラコイン(UST)が突如価格が下落したことは、記憶に新しい事件です。
なぜこのようなことが起こったのでしょうか。
ここで詳しくステーブルコインの仕組みを解説していきます。
そもそもステーブルコインの厳密な定義は、他の資産に連動した通貨です。
このように、連動していることをペッグ(Peg)いいます。
先ほど紹介したUSDコインやテザーなどの場合、全て米ドルと連動しているため、価格が一定なのですね。
また、ステーブルコインの形態は、担保型とアルゴリズム型の2種類あります。
担保型とは、その通貨を購入するのに米ドルを預託することが義務になっているものです。
その通貨の発行数と同じ額の米ドルが預託されているので、こちらは安心度合いが高いです。
アルゴリズム型は、アルゴリズムを使って通貨の発行量を調節することで、連動資産とのペッグを維持するというもの。
ステーブルコインの種類とリスク
これを踏まえ、ステーブルコインは4種類に分けられます。
- ① 不換紙幣担保型(fiat-backed)
- ② 暗号担保型(crypto-backed)
- ③ 商品担保型(commodity-backed)
- ④ アルゴリズム型(algorithmic)
①は不換紙幣に連動するものなので、米ドルや日本円などの他の法定通貨と連動するステーブルコインです。
USDコインやテザー、ゲムニドルなど、これらは①に該当します。
②は他の仮想通貨に連動しているステーブルコイン。
③は他のコモディティ、例えば原油や貴金属などに連動する場合のステーブルコインです。
そして、これら①〜③のステーブルコインはすべて担保型に該当します。
④は、連動しているものがどうであれ、アルゴリズムでそのペッグ関係が保たれるもの全般が含まれます。
今年5月に問題になったテラの大暴落は、このアルゴリズム型の特性によるものです。
これまでアルゴリズムで管理されていたペッグが、アルゴリズムの異常で連動が維持されなくなったことが原因でした。
ですので個人的には、レンディングやステーキングを行うなら、担保型のステーブルコインをおすすめします。
レンディング・ステーキングの危険性と対処法
他に気をつけるべきことはないのでしょうか?
レンディングやステーキングは銀行預金と比べればリスクは高いです。
ですが、リスクを最小限にする方法があります。
レンディングやステーキングは、リターンも大きい分リスクも高めです。
レンディング・ステーキングのリスク
主なリスクは以下の通りです。
レンディングやステーキングのリスク
⭐ 中央管理者がいないので、ハッキングされても自己責任
⭐ アカウント凍結などで仮想通貨が引き出せなくなることもある
仮想通貨自体、新しい技術であるため、まだまだセキュリティーのリスクはつきものです。
名の知れた取引所でも、ハッキング被害は未だに起こっています。
また、取引所の都合や、通貨そのものの都合により、通貨を引き出せなくなることもあります。
例えば先月、米国でも人気の高利子レンディングプラットフォームのCelsius(セルシウス)では、ここ数ヶ月の大暴落の影響で、破産宣告しました。
これにより、取引所に預けた通貨は一切引き出し不可に。
セルシウスは2017年にスタートアップした企業。
高利回りレンディングが売りの、米国の仮想通貨取引所でした。
ハッキングやアカウント凍結のリスクは、どの取引所でも起こる可能性はあります。
しかしその不安材料が高いのは、好条件にも関わらず規制の緩い取引所や、つい最近できたばかりの取引所などに多いのです。
レンディングやステーキングのリスク対処法
リスクを軽減するためには、以下のことを意識しましょう。
- 比較的歴史が長い、評判の良い取引所か
- 過去に大きな問題が繰り返し起こっていないか
- 米国の取引所で、規定の厳しい州でも使える取引所か
- リスク分散の一環として考える
仮想通貨自体、新しい分野ではありますが、ある程度年数が経ち、良いレビューを持っている取引所であることは重要です。
どんなに規制が厳しい取引所でも、ハッキングリスクの可能性はありますが、問題を繰り返す取引所は避けるべきです。
また、米国内で使えても、海外にベースがあるオフショア取引所も注意です。
これらは好条件の上に、規制が緩い事が特徴です。
選ぶのは個人の自由ではありますが、セキュリティーリスクが高すぎるため、オフショアはおすすめしません。
個人的に、その取引所が米国の取引所かどうかは見ているポイントです。
更に、規定の厳しいニューヨーク州やハワイ州などでも取引できるかどうかもチェックすれば、尚更安全でしょう。
最後に、どんな投資方法でも多少なりともリスクはつきものです。
今回の話に限ったことではありませんが、一つの投資に一極集中することは危険です。
このレンディングやステーキングも、リスク分散という意味で、分散した資産の一つの投資先、と考えて行うことがおすすめです。
ステーブルコインで利子を稼げるおすすめの取引所
最後に、筆者も使用している安全でおすすめの取引所をご紹介します♪
おすすめのレンディング・ステーキング取引所
⭐ Gemini(ジェミナイ)
⭐ Coinbase(コインベース)
数ある取引所の中から今回ご紹介するのは、手数料は高めの一方、初心者でも使いやすく、米国で認証されている最も安全な取引所です。
Coinbase(コインベース)
コインベースは2012年に発足した仮想通貨取引所で、比較的歴史も長いです。
2021年にはナスダックに上場したことで、知っている方も多いかもしれませんね。
実はコインベースは、過去にハッキング事件があったことで知られています。
しかし、その後のセキュリティー強化は素晴らしく、現在も知名度が高く、とても人気の取引所です。
過去に事件を起こしたにもかかわらず、私がコインベースを選んだのは、以下の理由です。
- FDICの保険により、預けた現金が保証されている
- 米国の厳しい規定をクリアし米国の取引所に上場している
FDIC(連邦預金保険公社)とは、金融取引所ではよく採用している、現金に関する保険です。
コインベースでは、アカウントに入金されている現金(仮想通貨は対象外です)、一人当たり25万ドルまで保証が付いています。
また、アメリカの証券取引所に上場することは、すなわちSECの厳しい監査を受けていることになります。
これだけ厳しい審査を受けている取引所は他にないので、安心できる要素としては強いと考えています。
コインベースは初心者にも使いやすく、長期投資も可能です。
コインベースは、私が一番最初に使用した仮想通貨取引所です。
初心者にも使いやすかったのが印象的でした。
コインベースは学習プラットフォームも充実していて、クイズに正解すると仮想通貨がもらえる特典もあります。
ステーキングが可能な仮想通貨は10種類ほどあります。
通貨によっては利率も高めで、ステーブルコインや、主要通貨のイーサリアムもステーキングが可能です。
コインベースでステーキングができるステーブルコインと利率はこちら。
- USDコイン(USDC)… 0.15%
- Dai(DAI)… 0.15%
ちなみに、現在のイーサリアムのイールドは3.25%ですが、ニューヨーク州とハワイ州ではステーキングが不可です。。
コインベースの場合、通貨によってステーキング可能な州や、利子収入の頻度が違います。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
Coinbaseの特徴
⭐ 米国のナスダック取引所に上場しており、最も安全な取引所の一つ
⭐ 取り扱い通貨数は100種類超え
⭐ 長期投資やレンディングに適している
⭐ 取引手数料が高めなので、短期投資には不向き
⭐ 初心者にも分かりやすく、学習しながら仮想通貨がもらえる機能付き
⭐ 規定の厳しいニューヨーク州でもステーキングが可能だが、通貨に限りがある
⭐ 通貨によって、利子収益が得られる頻度が違うので注意
Coinbaseのリファーラルボーナス♪
コインベースは、私が2018年から愛用している仮想通貨取引所です。
クイズで仮想通貨がもらえるので、ぜひ利用してみてください。
こちらからコインベースの新規アカウントを開け、$100分の取引をしていただくと、$10もらえる特典があります♪こちらからどうぞ👇👇
おわりに
レンディングやステーキングについてよく分かりました。
さっそくやってみようと思います。
ぜひ、少額から試してみてくださいね。
本記事では、仮想通貨が下落相場でも稼げる方法①として、レンディング・ステーキングで稼ぐ方法についてご紹介しました。
仮想通貨自体新しい分野ですので、レンディングやステーキングも、リスクはつきものです。
しかし、ステーブルコインを預けて利子を得る方法ならば、他の方法よりも元本割れのリスクが低く、銀行預金よりも大きな利子収入を得ることが可能です。
資金力が大きく余剰資金がある方なら、仮想通貨のレンディングだけでもまとまった不労所得が得られます。
ぜひ投資の一種として、参考になれば幸いです。
次回は、仮想通貨が下落相場でも稼げる方法②として、今話題のNFTについて解説します♪