今日は、アメリカ在住歴15年の節約大好きシングルマザーの筆者が、アメリカでできるキャッシュバック方法について徹底解説していきます☆
私がアメリカの好きなところの一つとして、キャッシュバック機能が多くあることです。
前回、アメリカでできる節約法7選を書きました。
今日は、この記事で紹介している方法の⑥、キャッシュバックに絞って詳しく解説します。
この記事を読むことで、
- キャッシュバックってそもそもどんな仕組みなのか
- 割引とキャッシュバックの違い
- キャッシュバックを得る方法5選とその注意点
が分かります。
キャッシュバックが何か知りたい方はもちろん、既に使っているけど他の方法も知りたい、という節約好きの方、お買い物が日課の主婦・ママさんは必見です♪
キャッシュバックって何?
まず最初に、キャッシュバックってそもそも何?という方向けに、キャッシュバックの仕組みや方法を解説します。
キャッシュバックの仕組み
キャッシュバックとは、買い物した時に支払った総額のうち、数%の現金、もしくはそれに似たリターンがあることです。
例えば2%のキャッシュバックの場合、$10の商品を買うと¢20のバックが入ります。
これだけ聞くと、こんな小銭要らないよ!と思いますが、これが毎回の買い物で付いてくるものだとしたら、5年10年続ければ大きな金額になりますよね。
キャッシュバックの仕組みを簡単に図にするとこんな感じです。
キャッシュバックは緑のラインです。
このように、キャッシュバックをしてくれる企業は場合によりけりで、①クレジットカード会社や、②買い物したブランドの企業から直接得られる場合。
または③キャッシュバック専門の会社だったり、④カード発行元の銀行・フィンテック企業など、様々あります。
でも銀行とかフィンテックはどうやってお金儲けてるの?
彼らはローンやクレジットの貸付利子や、顧客預金の運用、オーバードラフト費用など、他で収益を得ているのよ。
どうして割引じゃなくてキャッシュバックなの?
ですが、そもそもなぜキャッシュバックの仕組みを取り入れているのか?という疑問の声もありそうですね。
キャッシュバックってややこしいし、ただ割引すればいいじゃん?
一見そう思うわよね。でも互いにメリットがあるのよ。
キャッシュバックの存在意義や取り入れている本当の理由は、その会社にしか分からないことだと思います。
しかし、いくつか考えられる理由があります。
- キャッシュバックの方が良い理由
- ⭐ ブランドのイメージ維持のため
- ⭐ 顧客のリピート率を上げるため
- ⭐ 企業の会計上の都合
1つ目はブランドイメージの維持。
これは顧客が買い物する時点では価格を下げないことで、ブランドのイメージを保ちながら、商品やサービスの売れ行きも良くできるという理由です。
特に、商品単価が高くて在庫が残りまくっているハイブランドの企業では、使われがちな戦略かもしれませんね。
2つ目は、顧客のリピート率を上げるためです。
これもまた企業戦略になるのですが、例えば、その企業でしか使えないストアクレジットでキャッシュバックを行う方法です。
そうすれば、”せっかくポイントあるし、またその企業に買い物に行かなきゃ” って思いますよね!
3つ目は、企業の会計上の理由です。
顧客が購入する時点でディスカウントしてしまうと、ビジネス側は割引された価格しか得られないですよね。
ですがもし、正規の価格をまずは払ってもらい、あとからキャッシュバックする形にすると、損益計算書上の売上高をより高く見せることができます。
上場している企業にとって、売上高を良く見せることは、私たちでいうお目当ての人の前で徹底する若作りほど重要なのです。
それでいて消費側の私たちにとっても、より多くのクレジットカードの支払いを完了することは、クレジットスコアに良い影響を与えますので、キャッシュバックはお互いウィンウィンな事ですよね。
キャッシュバックを得るには
キャッシュバックを得る方法は大きく5つあります。
キャッシュバックを得る方法
① クレジットカードを使用する
② 金融サービス企業で提供するキャッシュバックを利用する
③ 各ビジネスで発行するデビットカードを使用する
④ キャッシュバックアプリを使う
⑤ キャッシュバック拡張機能を使う
次で一つづつ詳しく解説していきます。
アメリカでキャッシュバックを得る方法5選!
ではアメリカでできるキャッシュバック方法5つについて、それぞれの特徴、注意点などを見ていきましょう。
① 銀行などで発行するクレジットカードを使う
クレジットカードは言わずもがな、多くの方が利用していますね。
ここでお話するクレジットカードは、銀行で発行しているもの、もしくはクレジットカード会社で直接発行しているものです。
クレジットカードの多くは便利ですが、どんなクレジットカードにも必ずキャッシュバックがあるわけではありません。
クレジットカードの中には特典機能が付いているものがあり、その特典の一つがキャッシュバックなのです。
有名なのは、ディスカバーのDiscover it®や、Citiのダブルキャッシュカード、アメックスのBlue Cash Everyday® カードなど様々です。
キャッシュバックの特典は、特定のカテゴリーの出費に2〜5%のバックが得られる、もしくは、どの出費にも一律1.5〜2%のバックのタイプが多い印象です。
クレジットカードは使用することで、アメリカの信用のステータスであるクレジットスコアも高めてくれるので、必須のアイテムです。
注意点を言うならば、
😢 キャッシュバック特典はカードによって違う
😢 申請すれば誰でも通るわけではないこと
😢 年会費がかかるカードは、場合により余計な出費になってしまうこと
キャッシュバックのような特典付きのクレジットカードは、もともとクレジットスコアがないと申請しても通らないことがあります。
また、年会費のかかるクレジットカードは、持っている印象はかっこいいですが、場合によっては余計な出費になってしまいます。
申請前に、年間でどれくらいのリターンがあるのか考えてから申請する必要があります。
② 金融サービス企業で提供するキャッシュバック
2つ目のキャッシュバックは、フィンテック企業などの金融サービス企業が発行しているクレジットカードやデビットカードです。
最近ではカード発行元の銀行なんかもそうで、これらの企業は提携している企業やブランドがあります。
私たち消費者は、これら銀行・フィンテック企業のカードを使い、その提携しているブランドから買い物をすると、キャッシュバックが得られる仕組みです。
最近投資系アプリのコインベースやM1ファイナンスが有名ですが、これらの企業でもカード発行をしています。
これらは定率のキャッシュバックや、提携先の特定のブランドからは10%バック!なんてカードもあるくらいです。
このように、フィンテック企業と提携しているブランドでは、銀行などの従来のキャッシュバッククレジットカードと比べて、かなり大きなキャッシュバック率があるのです。
注意点はクレジットカードと同じですが、
😢 キャッシュバック特典はカードによって違う
😢 クレジットカードは申請すれば誰でも通るわけではないこと
😢 年会費がかかるカードは、場合により余計な出費になってしまうこと
😢 最近できたばかりの企業はセキュリティーが心配
これは個人的に思うことですが、フィンテック企業はどれも歴史が浅い企業なので、セキュリティーの面は心配です。
これまでも、仮想通貨でのトラブルはありましたし、フィンテック技術が発展していくと同時に、より巧妙な詐欺なども出てくる可能性は、なきにしもあらずと思います。
③ 各ビジネス・ブランドで提供するデビットカードを使う
3つ目のキャッシュバックは、ブランドやビジネスで発行しているデビット・クレジットカードを使うことです。
①と重複する部分はありますが、ここでは特定のブランドでしか使えない、もしくは他でも使えるけどほとんど特典がないカードのことです。
主婦には人気のTJX Rewards® クレジットカードやターゲットのRed Card。あとはAmazonクレジットカードも有名ですね。
これらの中には、そのお店でしか使えない、いわゆるポイントカードのようなシステムのものもあります。
クレジットカードの場合はどれもブランド以外でも使えますが、他で使うと特典が低い、もしくは何もないよ、ということもあります。
ですが、そのブランドへの支払いには大きなキャッシュバックがあるので、そのブランドでよく買い物をする場合はとてもおすすめです。
特に、カテゴリー別にキャッシュバックする従来のクレジットカードでは、アパレル系や美容関連のキャッシュバックはほとんどないですからね。
注意点をまとめると、
😢 そのブランド・ビジネス以外では使えないこともある
😢 そのブランド・ビジネス以外で使うと特典が低い、又は全くない
😢 クレジットカードは申請すれば誰でも通るわけではないこと
④ キャッシュバック専用のアプリを使う
4つ目は、キャッシュバックアプリを使う方法です。
これはキャッシュバックやリワード仲介業者のことで、提携しているブランドからインセンティブをもらい、私たちにキャッシュバックを提供しています。
通常これらの会社では、スマホアプリとPCの拡張子の両方を持っています。ここではアプリの紹介です。
クレジットカードのように審査がないのは良いですね。
アプリをスマホにダウンロードし、そのアプリを通して企業のオンラインショップで買い物すると、リンクしているクレジットカードにキャッシュバックがある仕組みです。
また、Fetchのように、買い物してからそのレシートをアップロードすれば、キャッシュバックを得られるよ、という仕組みもありますので、それぞれのアプリでルールを確認してみてくださいね。
注意点としては、
😢 そこそこ容量のあるスマホが必要
😢 商品によってはキャッシュバックの対象にならないことも
これら仲介業者を通した時の最大の注意点は、カテゴリーや商品別にキャッシュバック率が違うことです。
ものによってはキャッシュバックにすらならない商品もあるので注意しましょう。
ですので買い物する前に、必ずルールや規定を読むようにしましょう。
また、あまり重要ではないかもしれませんが、容量の小さなスマホだと、アプリの容量が大きいので、動きが遅くなる、クラッシュするなどの弊害があります。
⑤ キャッシュバック拡張機能を使う
最後はキャッシュバック・リワードサイトの拡張機能を使うです。
仕組み的には④と同じキャッシュバック仲介業者ですが、ここではパソコン上で使える拡張機能(エクステンション)の紹介です。
先ほど紹介したibottaも拡張子がありますし、それ以外で有名なところはRakuten、RetailMeNotやCouponCabinなどがあります。
基本多くの会社がアプリも拡張機能もありますが、PCのみでしか使えないところも一部あるのです。
私のオススメでもあるPiggyはPCのみでアプリがありません。
Grouponでもときどきキャッシュバックがありますが、仕組み的には、④や⑤の仲介役をしていますね。
拡張子機能はプログラムの一種だよ。ブラウザの機能を増やしたりできるんだ。
英語圏ではadd−on(アドオン)やextention(エクステンション)との表記になっています。グーグルクロームを使っている方なら、検索アドレスの右側にあるはずです。
これらの拡張機能を入れ、特定の会社のサイトを訪問し買い物すると、自動でキャッシュバックが得られる仕組みになっています。
🔺🔺こんな感じに出てくるので、Cashbackを押せば、買い物後に自動でキャッシュバックしてくれます。
ただし、買い物の前に、まずはそのキャッシュバックの会社のサイトでアカウントを登録して下さいね。その後、拡張機能を使ったり、スマホアプリをダウンロードして買い物して下さい。
注意点は、
😢 複数のサイトの拡張機能を入れても、一度の買い物につき1つのキャッシュバックのみ
😢 商品によってはキャッシュバックの対象にならないことも
これも④のときと同じで、必ずしも全てのカテゴリーや商品がキャッシュバックの対象ではありません。
一番の注意点は、複数の企業のキャッシュバック拡張子を入れても、買い物時に使えるのは1つのキャッシュバックだけです。
2つ以上選択すると、最初に選択したほうが未選択に戻ります。
会社によって割引が違うので、自分の買い物にとって一番オトクなものを選びましょう。
おわりに
キャッシュバックは深堀りすると色んな所から得られます。
確かに小さな金額ではありますが、どうせ同じ買い物をするなら、少しでもお金が入ってくる方を選びたいですよね。
今回ご紹介したもので、まだ取り入れていないものはぜひ使ってみてくださいね。